社会経済状況の変化や財政の抑制、高齢化の進展、国民の生活意識の変化などにより、福祉問題はさらに深刻化と拡大が進み、社会福祉制度や施策、福祉サービスのあり方が問われるようになり、社会福祉の推進方法に変化が表れてきております。
また、地域では、人口の減少や高齢化の進展に伴う過疎化、高齢者夫婦・単身世帯の増加に伴う介護の問題、地域に孤立しながら育児をしている孤立育児や養育の問題などがみられ、新たな地域の福祉課題となっております。
これらの地域福祉課題に対して社会福祉協議会は、従来から進めてきた地域社会の支えあい、見守りや支援活動だけではなく、住民の活動を支える新しいシステムを構築することが重要となっております。
今年度、本会では関係機関・団体との連携・協働を一層強化を図り、地域における福祉ネットワークの組織化活動の支援に努めるとともに、法人運営の課題への検討をしながら重点目標の実現に向けて努力するものであります。